近所の飲み屋の忘年会

 近所の飲み屋の常連の忘年会。
 ふだん食事を出さない店なので、食べ物はみなの持ち寄り。
 僕は、小岩井のスモークチーズ、いかの塩辛、イワシの薩摩揚げ、をもっていきました。
 定刻の6時に遅れて到着すると、すでに常連さんたちがほぼ勢揃い。カラオケの入るスナックというのは本来完全に僕の守備範囲の外なんだけど、この店は、普通の会社員との接点として大切にしている。
 年代もちょうど定年後か団塊の世代の人たちが中心。
 みなひとかどの仕事をして、定年になっていたり定年間際だったりの人が多い。僕は若輩者で小説家という珍しい職業なので、可愛がってもらっている。行き始めて十年くらいにはなるが、一月に一度行くか行かないか。ありがたいことにそれでも常連扱いしてもらっている。
 会社員だった頃、割と出世が早くてプロジェクトも社長直属みたいなものだった。その社長にしても僕より若かったから、僕には年長者に可愛がってもらう、という経験に乏しい。なので、この店の人間関係はとても新鮮。
 団塊の世代とかその上といえば、高度成長の担い手であると同時に、今の日本の駄目な部分を作った世代(笑)なんだけど、たまたまここのお客さんたちは、擦れていないし優秀だった人たちで、気持ちよくつきあえる。
 優秀な人のもつ余裕とか、優秀な人の純粋さとか、サラリーマンという言葉にあまり含まれないと思われがちなキャラクタをもっている人たち。 とにかく、この店には愚痴を言う客がいないのだ。(そのかわりにチイママが毒舌全開だったりして、それをみんなニコニコしながら聞いている)
 僕はカラオケが好きではないので、そもそもカラオケのある店には入らないけど、その僕がこの店だけでは年に何回かカラオケを唄う。
 本日は、「雨上がりの夜空に」(RCサクセション)と「長崎は今日も雨だった」(内山田宏とクールファイブ)。
 タイトルからすれば逆の順番の方がよかったかな。(笑)
 これ以上いらないというほど、生ウニを食べ、極上の大トロを4切も食べ、カニも食べた。全部、参加者の持ち寄り。僕がもっていったのは質素なものばかりだから、エビ鯛ってやつだ。(エビですらないか)
 それでさんざん飲んで3400円でした。
 10時半で辞去して、酒を冷ましてから仕事。翌午前八時過ぎ就寝。

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