紫綬褒章祝賀会

痛みなし、2日目。
 如水会館で、高校のクラスメート吉田尚弘博士の紫綬褒章祝賀会。
久しぶりにアカデミアの人たちがいっぱい集まっている場所に行きました。
 吉田君は東京工業大学地球生命研究所の人なので、「日本惑星科学連合」なんてSFマンガでしか目にしないような名前の機関の理事長さんがスピーチしたり、なんだかスケールが大きくて気持ちがいい。(笑)
 高校三年の担任は化学の先生。スピーチする先生もうれしそう。
 古い友達が世界的な研究者になって、それがきちんと評価され、祝福されるのはうれしいものです。
 東工大で吉田君の同期の人たちがおバカな「皿まわし」を披露したりするのも、理科系の学生独特のノリで、そういうのがなんだか懐かしい。
(阿川は、いまは小説家ですが、大学は理学系だったもので)
 先日、書いていた小説は、海洋生物学の研究室を舞台にした物語だったので、そのスケールや人物像ともなんとなくシンクロしています。理科系の研究者たちのことをビビッドに思い出しながら書いていたのでした。
 同時受章の羽生善治十九世名人の言葉を吉田君が紹介していましたが、僕の小説に出て来る研究者も同じようなセリフを吐いていて、それもシンクロ。