楽ちん自動運転

凍結防止のため、水道の水抜きをしてしまうので、約半年、蓼科の仕事場には来ない。
というわけで、賞味期限の近い食品を持ち帰る箱に詰める。すべての寝具などを洗濯乾燥しておく。などを済ませて横浜へもどる。 

車は走ればいい、のだけれど、最近は、買い換える度に技術の進歩に驚かされる。
横浜の家は標高3m、蓼科の家は標高1300m。200Km走る間に1300m縦に登る。もちろん途中、降りたり登ったりもある。
びっくりするのは、行きは燃費が18km、帰りは24km。
凄い違いだ。

頻繁にエンジンを止めてクラッチも切って惰性走行をする。その間はもちろん回生発電はしている。
(マイルドハイブリッドといって、電源は48Vでモーターはショボイので、発進のとき以外は基本的にエンジンで走ってる)
ブレーキをかけたときや、下降の斜度が6度以上になるとエンジンブレーキもつかうためにクラッチはつながる。ターボとインジェクションでパワーを稼いでいて、車体の割にエンジンは小さいので、エンジンブレーキはあまり効かない。きっとブレーキパッドの消耗は早そう。
走行中のエンジンの始動はようするに「押しがけ」だ。エンジンが小さいから、エンジンブレーキが効かない代わりに、ほとんどショックを感じずにいつのまにか始動している。
下り坂でクラッチを切って走るとブレーキがフェードするので、エンジンブレーキを使って走れ、と教習所で習ったけど、いまは、AIがやっちゃいけない惰性走行を積極的にやっている。

長野から横浜まで、今日はレベル2自動運転にふさわしい走り方をして帰ってきた。
速度が落ちてもあまり追い越さずにじっと後ろについていると、何もしなくてもそのうち着く。
時間はいくらか余計にかかるけど疲れない。
前を見て座っているだけだから。(ハンドルに手は添えている)