妻の運転練習

腕の骨折後、始めて自動車を運転する練習する妻の助手席に乗る。

近所の車の少ないところを少し走って、中央卸売市場から赤レンガ倉庫、みなとみらいのOKストアに駐車場に入り、3階の「はま寿司」へ。
妻は塩分とタンパク質を制限しているので、寿司はあまり食べられないので、本格的な寿司屋には入りにくい。
寿司は2貫だけで、小丼の天ぷらうどんを食べる妻。
僕は何皿か寿司をつまんで、最後はクラムチャウダー茶碗蒸し(280円)。
たしかにクラムチャウダーの味だが、たしかに茶碗蒸しの味でもある。
所詮、「寿司はこうあるべし」というところから外れている回転寿司では、寿司でないメニューが案外楽しいと知った。
海外から来ている女子留学生などは、寿司は食べず、デザートだけを食べるために回転寿司に入る人もいるとか。

OKの駐車場に車を置いたまま、隣の建物まで歩き、27日に開店したという M.M Market & Cafe を偵察してみる。
カウンターでデリカを注文して、フロアの椅子で食べるファストフード形式なのだけど、それにしては値段が立派。落ち着いて食べるような店ではないのに、フルサービス店並の値段なので、値頃感からすると2倍くらい高い感じがする。コーヒーも450円。
仮にコーヒーや食べ物の質が同じだとしても、マークイズのコクテル堂の方が安くて居心地もよい。
立地的にも、路面店だが人通りは少なく、スピードが出る場所で車から見つけにくいし、店の前には駐車もしにくい。
きっと廃業になると思う。

経営は大戸屋だそうだ。大戸屋はふつうの店舗がみなとみらいにあり、地域の客層はわかっていると思うのだが、まるで勘違いのミスマッチ。
みなとみらいには比較的収入の高い人も多いけど、成功した会社員、フルタイムでダブルインカムの家族、公認会計士などの専門職とか、バブル富裕層みたいな人はあまりいないので、たとえお金を持っていても財布の紐はけっこう固いですよ。目が肥えていて値段と価値が見合っていないとお金を払わない。

OKの駐車場を出て、また少し走り、給油がてら元町中華街方面へ行って、セルフのスタンドでガソリン満タン。
出る頃には暗くなり、妻もすっかり運転に慣れたようだった。
ハンドル操作でも骨折した腕に痛みが出たりはしないようだ。

さて、これで、僕は妻の病院の送り迎えから解放される。
基礎疾患のある妻は、感染リスクを避けて、たまの出勤日を車で出かけられる。
わが家が少し、正常運転にもどって来た。