日: 2021年7月29日

妻、退院。蓼科へ。

 前回、蓼科に来ている間に、妻は人工透析用のシャントを作るための手術で入院していて、本日退院のところを迎えに行く。
 午後1時から炎天下にテニス。
 さすがにまったく集中力が出ない。

 妻が思ったより元気なので、午後11時に家を出て、翌午前2時過ぎにまた蓼科に戻ってきた。

 シャントが安定するまで、右手が使えない要介護2の状態で自立した生活ができず、離れて暮らすことができないので、横浜にしろ蓼科にしろ一緒に暮らす必要がある。
 どうせなら涼しい蓼科がいいだろう、というわけだ。
 シャントというのは、大まかにいうと、人工透析をするときに体から血を抜いて人工腎臓で透析してまた戻す、出入り口なのだけど、作ってすぐには使えないので、透析が必要になりそうになったら予備的に作っておく。作ってもその後しばらく透析しなくてもよいこともあるし、比較的すぐに使うことになる場合もある。
 透析が必要になると週三回通院が必要になるので、長期の旅行などが簡単にはできなくなる。旅行先にある透析施設について事前の準備調整が必要でどこへでもほいほい旅行ができない。

 去年のうちに長野と横浜の2拠点にしておいたのは偶然だがいいタイミングだった。決まった場所に暮らすなら、臨時に移動するよりも、決まったそれぞれの場所で透析を受ける施設を確保しやすいと思われるから。
 つまり、妻との旅行が相当難しくなるところ、長野の家があれば、少なくともそこで透析ができる施設を見つけることで暮らすことができ、気分転換ができる。
 人生、何かとうまく行かないことはあるけれど、なんやかや、そのなかでわりと運よく生きて来れているなあと思う。

 原稿は遅れているけど、きっとそれもなんとかなるだろう。(笑)