月別: 2021年3月

人の性

 鳥取県職員にせよ厚労省職員にせよ、わざわざ「送別会のシーズンですが宴会は……」と注意が発せられているのに、そのわざわざをやっちまうんだねえ。
 人間というのはそういうものなんだよねえ。
 だから、ケシカランと怒ったり精神論で努力を求めるのではなく、そうした人間の特性を前提に感染防護のシステムを考えないとね。

日々是淡々

昼はリンガーハットで皿うどん。

コクテル堂で、主に「構想を練る」という仕事。
まいにちマルシェで、食材の調達。

夕食は買ってきたトンカツ。

ニューヨークに住む家族の朗報が入る。

大岡川の桜

昨日の雨とは打って変わって良い天気。
妻との散歩は大岡川沿いを辿って黄金町までの桜を楽しむルートにした。
みなとみらいの桜通りから、横浜市役所へ行き、テラスのあるレストランでピザとパスタのランチ。
そこから川沿いに黄金町まで。約7000歩。

黄金町の桜は満開直前の7分咲き。
おかげで昨日の雨で花が落ちるということもなかったみたい。
(ちなみに満開とは全部のつぼみが開くことではなく8分咲きになったときのことをいう)

自分のスタジオで少し休んで、妻はバスで帰宅。
僕は午後8時過ぎまで仕事。コラムの校正など。

夜は、昨日夕食後に作っておいたカレー。

官僚の質の低下

いろいろな点で官僚の質が低下している。提出法案に誤字脱字が多くあったという報道もあったばかり。
「たるんでる!」ではなくシステムとして改善しなくては。
いまは優秀な人は官僚になんかならない時代だ。

残業減らして給料を上げて人数も増やす。質のいい人材が官僚になろうとするようにしないとね。そうすれば政治家の理不尽な要求を突っぱねて左遷されてもいくらでも高給の仕事に転職できるから怖くないという人材が来てくれる。

昔は優秀な人たちの就職先第一希望が高級官僚だったりしたけど、トップクラスの人材にとってにとっていまは官僚なんて割に合わなくて馬鹿馬鹿しくてやってられない仕事になっていると思う。

いまの状態だと政治家のご機嫌取って狭い世界で出世しようという人材しか来ない。貧すれば鈍す。

公務員の給料を値切って、叩いて、そんなところで優秀な人が働きたいと思うかどうか。
労働市場には競争があるのだ。

無人駅の芸術祭

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朝、8時前に車を運転して静岡へ向かう。
3つあるうちの予定がひとつキャンセルになり、3番目の予定はリモート会議なので2番目の予定をすっぽかせば「無人駅の芸術祭」を見に行くことができる。

芸術祭の会期は明日までで、明日は大雨の予報。基本的に野外の展示なので、行くなら今日しかない。

東名高速道路横浜町田入り口とその先が渋滞している。非常事態宣言が解除されて人が沢山動き始めている。
清水SAで、朝昼兼用のカツ丼を食べて、12時少し前に大井川鉄道の抜里駅近くのインフォメーションセンターに到着。

パンフレットをもらってすぐ2階の小鷹拓郎の映像作品。
河童の肉を食べるとコロナが治るという設定で、インドネシアからの技能研修生が河童狩りの技術を学びに来ていて、地元の人に連れられて猟銃を手に「河童猟」をする、という映像作品。
小鷹さんの作品は前にも見たことがあるけど、今回の作品はとてもいいと思った。

消防団の倉庫に友人さとうりさの作品があるはずで、インフォに車を置いたまま徒歩で向かうと、貼り紙があって「今日は茶畑に出かけています」。
どこの茶畑かは分からないけど、まずは抜里駅へ行くことにした。
予想どおり、途中、視野が開けたところの茶畑の中に、さとうりさの作品を見つけた。

抜里駅周辺のいろいろな場所からさとうりさの作品が見える。
彼女の作品はいろいろ見てきているけど、今回もいい作品だ。

他にいくつかの場所を回って、最後に黄金町の同僚安部寿沙の「お米の赤ちゃん」テーマにした作品を見て、そのひとつに「たいじゅ」と名前を付けて横浜へ向かう。

新東名高速道路混雑。
夕方5時からは会議なので、会議の40分前に足柄サービスエリアに入り、食事を摂って駐車場でリモート会議に参加。

会議のうちに渋滞は更にひどくなるが、spotify で落語を聴きながら淡々と運転して帰宅する。

母の au 電話

朝一番で整形外科。手術後6カ月の経過観察。
骨の状態は良い。
体全体に筋力がもどって来ている。
薬を止めると、少し痺れが出ることがあるので、プレガバリンは続ける。

母が使っている au の 3G 携帯があと一年でサービス終了となるアナウンスが度々届いていたのだが、ついに「端末無料にしますから4Gに移ってください」という案内に変わった。
というわけで、今日は機種変更の日。

まず、バイクで旧機種を母のところへ取りに行く。
最初、桜木町の au style に行ったら「120分以上待ちます」ということだし、無料で変えられる実機の展示もない。
JRに乗って横浜駅まで移動。ヨドバシカメラへ。
ヨドバシカメラでは実機があり、きちんとした au 派遣の店員がいて、候補の3機種の特徴を確認できた。
「かんたんスマホ」2種について物理ボタンのある BASIO4 に決定。実機を見ないでカタログだけで機種をきめなくてよかった。
こちらはまったく行列はなかったけれど、手続き自体には重要事項の説明や機械の動作確認などを含め1時間以上かかった。
帰宅後、母が使いやすいように、よけいなアイコンを消し、ワンプッシュで電話をかけるボタンにアサインする電話帳のデータを入力。

横浜へもどる

11時チェックアウト。
そのまままっすぐに横浜へ向かう道は、月曜の午前中ということもあり、ほとんど渋滞がない。
1時間半ほどで自宅に到着。

熱海は古い保養地だけあって、町の中に歴史が凝縮されていた。

妻が横浜駅近くで用事があるというので、散歩がてら徒歩で横浜駅へ。
横浜駅はこの1年で大きく変わったのだけど、コロナで都内へ出ることもないので、ほとんど行くことがなかった。
有隣堂でアマチュア無線の雑誌を買って、ヨドバシカメラで母の au携帯電話の機種変更の下調べ。
au が3Gサービスを一年後に終了するため、無料で新機種に機種変更できるようになっている。
ガラケー型のものに変更するか、「かんたんスマホ」に変更するかが検討事項だけど、かんたんスマホの方が操作部が大きくて使いやすいかもしれない。

また徒歩で帰って8600歩。
夜は、留守中、妻のところに届いていた楽天モバイルのSIMと端末のセットアップ。

オリンピックと訪日外国人

《起雲閣で見た資料から》
 1964年、東京オリンピック。
 予想滞在客数は一日約3万人とされ、同地域のホテル旅館のキャパシティは約1万3千人と試算された。「東京オリンピック宿泊対策協議会」が作られ、東京都、静岡県の熱海・伊東、神奈川県の横浜・湘南・箱根地区、その他東京都近県が対象地区になった。
 熱海は国際観光旅館連盟伊豆箱根支部の一員として外国人観光客の受け入れの準備をした。結果は「予想を遥かに下回る期待外れの少ない宿泊者」だった。閉会後に届いたお礼状にも「大量の外客の予想が多いに狂い、頼みの法人客にも見放される」結果になった。

そういえば、
 2002年ワールドカップで僕はボランティアをしましたが、横浜市にはメディアセンターができ、決勝戦が行われるということで、横浜市は大きな期待をしていたのが読み取れましたが、とっくに世の中はインターネット時代。世界から集まる数千人のメディア関係者がパシフィコみなとみらいに出入りするようなことはまったくなく、巨大な国際展示場に作られたメディアセンターはガラガラで、運営スタッフの方が人数が何倍も居る状況。
 観客として日本各地の試合も見に行きましたが、静岡でも仙台でも、海外からの観客はサッカーにしか興味がなく、観光なんかしない。貧しい国から来た人はホテルに宿泊すらせずに、ビール飲みながら町で朝まで過ごしていた。僕も試合観たらさっさと横浜に帰ってきた。

さて、2020年のオリンピック。
 海外からの訪問者がたくさん来るとホテル建築ラッシュにまでなったけど、コロナで全部夢と消えた。
 でもね。コロナに関係なく、オリンピック観に来て、ついでに観光して帰る人なんて、最初からそんなにいないのは1964年に実証済み。スポーツ観戦は「その土地」を楽しむ観光コンテンツじゃないということがわかっていないような気がしている。

大雨の予報と花火

花火 ←ここをクリック

熱海滞在の最終日。
予報は雨。しかも大雨。外出予定無し。
都内の知人からは荒天の情報が次々に入ってくる。
熱海は雨だが穏やか。不思議なほど穏やか。
雨は降るが時々明るくなり、いつまでたっても大雨にはならない。
windy で風のようすを見てみると、近辺では南からの風で、熱海の位置はちょうど伊豆半島の影になっているようだ。

滞在も今日一日で終わりなので、在庫の食料で暮らす。
朝はパンでサンドイッチをつくり、玉子、キュウリ、ハムなどを消費。
昼はラーメン。茹でた小松菜を消費。
夜は炒飯とサラダ。ウィンナソーセージ、人参、葱、ベーコン、レタス、プチトマトなどを消費。

起雲閣

「サンバード」というレトロな喫茶店へ行ってみるというテーマが果たせていなかったので、遅めの朝食にわざわざモーニングサービスの時間帯が過ぎるのを待って出かける。
 目当てはこの店のナポリタン。どこからどう見てもこれぞナポリタン。
 
 つづく今日の散歩は起雲閣。
 大正から昭和の、海運王、鉄道王という裕福な人がその時代の技術や才能を集めてよいものを作った、その結果が今に残されている。
 建物も素晴らしいが、後に作られた庭園とその手入れが素晴らしく、季節や年月と友に変化するあらゆる樹木の形、配置、などが緻密に考えられ作り込まれ維持されている。

 ゆっくりと起雲閣を見て回った後、清水町の商店街のパン屋で朝食用のパンを、向かいの中島水産食品市場で野菜を買う。
 中島水産の魚は種類も豊富で美味しそうだけれど、こちらの滞在は残り二晩なので在庫の食料を消費する必要があり残念。
 次回に熱海に滞在することがあれば、ここで魚を仕入れようと思う。

 どこへ行っても1週間滞在すると土地勘ができて、生活に必要な物を買う店のことも分かってくる。

 昼食は起雲閣へ移動するときに行列ができていた「わんたんや」へ。
 列も少し短くなっていたけど、店の中が小さいので回転が遅く少し並んで待つことになった。

 ことし100歳になった女性がやっているジャズ喫茶「ゆしま」の場所も確認。
 狭そうな店で「密」な感じだったので店には入らず。コロナがなくなったら行こう。コーヒー400円。

 午後6時過ぎ、宮城県で震度5強のニュースが入る。横浜も揺れたみたい。熱海も震度2と発表されているのだが、まったく地震は感じなかった。近くの上多賀では揺れたらしい。
 テレビを点けるが、それほど大きな被害が出ているようすはなかった。
 震災の洗礼を受けながら、地震に強い国になっているのを実感する。

 高橋秀実『定年入門 イキイキしなくちゃダメですか』(ポプラ新書)読了。
 自分には定年がないけど執筆資料。いろいろな人の定年後の暮らしが書かれていて、とても面白かった。

 クレストール以外の薬を止めてみたけど、足のふくらはぎの横の筋肉が突っ張る感じが出たので、またプレガバリンも服用再開。