土曜日曜はバスがない。
カメラを持って徒歩で通勤。
桜木町の駅前広場に巨大なラグビーのモニュメント。
以前はほとんど徒歩だったが、最近は自転車やバイクが多くなり、それも面倒でバスがあればバスの乗りたいと思うことが多くなってきた。
歳のせいか、痛めている腰のせいか、人間がだんだん怠惰になっていく。
壁に耳あり障子に亀有。
目ヤニ女にモモヒキ男。
まずは男に、今日、女。
(自堕落綴り方教室)
午後まで寝ていた。
久しぶりに家の掃除機がけ。ダイソン、楽しい。
夕方になって出勤して、事務所も掃除機をかけたら、カーペットの継ぎ目にそって濡れている。
天井から雨もりがした形跡はない。二階の床だけのようだ。
雨もり対策でしまってあった木彫と絵画を壁に戻す。
カナダのエッセイを送付。
長編もいい感じだが、分量が進まない。
雨が降っているので、終電少し前に電車で帰宅。
拡大する台風19号の被害。
二子玉川で浸水したマンションにも、武蔵小杉で浸水したマンションにも、友人が住んでいることが分かった。
肌寒いが、テニスをすると汗をかく。
クラブハウス(山手68番館)に、ハロウィンの飾りつけがされていた。
歴史のある洋館だから、なんとなくいい感じ。
この洋館が建てられた時代にいまのようなハロウィン騒ぎはなかったと思うけど。
夕方、あらためて黄金町へ出勤。
なんとなく徹夜してしまった。
午前6時前、電車で家に向かう。
午前中、カイロプラクティック。
渋谷へ周り、井の頭線で駒場東大前へ。
東大駒場キャンパス内のカフェで原稿書きながら時間調整。
ランチタイムが終わりそうな時刻にキャンパス内のフレンチレストランへ。
味を確かめるためにランチを食べつつ、幹事をしているパーティの打ち合わせ。
図書館利用カードを持ってくればよかった。(卒業生は登録すれば図書館を使える)
一旦帰宅して、改めて黄金町へ出勤。
次第に災害の大きさが分かってきた。
これからのことを考えると、快適な避難所として設計した建物をきちんと用意して、それを普段はべつの目的にも使うというのがいいんじゃないかな。
いつまでも体育館で雑魚寝というのは災害大国の施策としてバランスを欠いているだろう。
午前11時から、テニス教室。
帰る途中、オートバイに給油。街乗りばっかりだったので、燃費は18Km/L。
条件のいいときは1リッターで30Km以上走れるのだけど。
シャワー浴びて、電車で黄金町に出勤。
主人公のいい感じの過去が書けた。
サッカー日本代表戦より原稿書きを優先してよかった。
野毛で飲んで、たぬきそばを食べて帰宅。
台風19号は、ものすごい雨から始まり、やがて風速は横浜で瞬間最大43.8m/s。
ただ、風の強い時間は意外にも15号より短かったような気がした。
雨の量がものすごく、氾濫や決壊もあった一方で、首都圏の治水の優秀さも目立った。
午前中、ヨットハーバーから無事との連絡があったが、バイクで現状確認にいく。
オーニングの一辺が引き裂かれていた他は無傷。
黄金町に戻って、すぐにAmazonで新しいのを注文。被害額898円。
黄金町の事務所も無事だった。
日曜なので、ランチは AKASA Book Store インドネシアの焼きそば Indomie 700円。
あいかわらず、下手なレストランより美味しい。
BGMは、アンネ=ゾフィー・ムターのバイオリン。
ほとんど仕事しなかった。
ラグビーを見るため、7時過ぎに帰宅。
スコットランドに勝利。すばらしい!!
世の中がすべて台風に対して動いている。
電車も止まり、店はほとんど閉まっている。
わずかに動いている電車で、ほとんど人が乗っていないという写真がネットに掲載されている。
やがて高速道路もほとんど通行止めになった。
たまたま土曜日だったということもあるだろうが、これほど大勢の人が「じっと家で台風が通り過ぎるのを待つ日」というのは経験したことがない。
子どもの頃は、台風が来るというと、木造住宅の窓を板で塞いだり、雨戸を閉めて外から釘で打ちつけたりしていた。
小さな川はすぐに溢れて、床下浸水の町を、長靴で歩く姿も、わりと普通だったような気がする。
社会の防災が、とりわけ治水が進んで、昔ほど洪水などは起きなくなったような気がする。
そのかわり、山あいの斜面に無理に建てた住宅が多くなって、土砂崩れでなくなるような局地的な災害はあちこちで起きるようになった。
災害に弱い古くて安普請の仕事場の建物と、それとは対照的な安全な場所に建てられた自宅マンションという安全な住居、その両方に片足ずつ足を置いていると、社会の階層みたいなことを考えてしまう。
そして、川の氾濫などの情報を見ていると、首都圏に比べて地方に十分な防災対策がなされていないように見える。
日本中に空き家が増え続ける世の中で、古い建築を簡素にリノベーションして、安いコストの住宅に住む、という考えが広まってきている。
その一方で、建築に関わる法律や規則が、制度としてどんどん安全性を取り入れて行く中で、「これでじゅうぶん住めるじゃないか」というリノベ物件はどうしても災害には弱い。
自動車も安全基準が厳しくなると、重くて値段も高いものになってしまう。いまでは買いやすい大衆車というのがなくなっているように思う。
どっちがいい悪いということではないけど。
ライブカメラによると、ベイサイドマリーナ(横浜市金沢区鳥浜)では、
28m/s、瞬間最大34m/s at 20:17
29m/s 瞬間最大42m/s at 20:35
横浜地方気象台でもほぼ同時刻瞬間最大風速、43.8m/s を記録
自宅は問題なし、仕事場の黄金町と、ヨットのようすは明るくなって見に行かないとわからない。とくにヨットはやばい。
23:50 沖縄コザのギタリスト照喜名薫が心配して電話くれた。
仕事場の台風対策。
町内の問屋「小林紙工」で買い物。
水がないときに洗わなくていいように皿にかぶせて使うためのラップ、45Lのビニール袋50枚、ガムテープ1巻、など。
今年流行の養生テープは売り切れ。「こんなことは初めて」なのだそうだ。
割れたときに破片が飛散しにくい、といわれて今年は大ブーム。
木の窓枠に入っている昔ながらのガラスには有効だが、マンションなどで使われているガラスは、養生テープなどを貼ると応力が集中して却って割れやすくなるのだそうだ。
予報で時間ごとの雨量とそれが続く時間をみていると、数百ミリの雨が降る。
事務所は、築年数不明の木造建築で、超安普請。
風速40mで屋根が剥がれても不思議はないが、京浜急行の高架と鉄筋の建物に挟まれているから、おそらく大丈夫。
しかし、雨もりの可能性はかなり高いように見える。
というわけで、電気で動く物を中心に、かたっぱしから部屋中にビニールをかけていく。
絵画3点、木彫1点も、壁から外してビニールをかけ、できるだけ安全な場所に退避させる。
あとは窓のロックなどを確認。
パソコンもビニールの向こうで仕事はできないので、バスに乗って帰宅。
家では、風呂に水を入れ、鍋や水筒に水を汲んで溜める。
木曜恒例のテニスは涼しくて楽しかった。
試合をするとサーブでポンコツの肩が痛むけど、いまのところ1週間で治るからOK。
その足で、ヨットハーバーにいって、台風仕舞いの点検。
外に置いているだけのソーラーパネルを中にしまい、各部の固定ロープ類が正しく機能するようになっていることを確認。あとは運を天に任せる。
シャワーを浴びて、スーパーに買い物に行ったら、世の中はちょっとしたパニック状態で、あちこちの棚が空っぽ。
「どうしようか迷ったら買うのよ」と若い娘に言っているお母さんとか。
みんな、とにかくすごい量を買っている。千葉の停電ショックが大きいのですね。
我が家は水のペットボトル6本買い増し。在庫と合わせて12本。
ふだんの飲み水は水道水だけど、停電するとマンションは断水する。
加熱しなくても食べられるレトルト食品とか、融けたらそのまま食べられるお弁当用冷凍食品とか少々。あとそのまま食べられるチキンラーメン。
電池は昨日ダイソーで単3を20本買った。
無線機は充電してある。モバイルバッテリー、大中小3種類充電。
仕事場の無停電電源は非常用100Vとして外しておこうかな。大した容量じゃないけど。
明日、あいちトリエンナーレに行く予定でしたがやめました。
さいわい、ホテルもキャンセル料無料にしてくれた。
表現の不自由も、台風での足止めも、本当は、そういういろいろな混乱は取材としてすべて芸の肥やしになるのだけど。
みなさん、大過なく過ごせますように。
午前9時、けいゆう病院。
けいゆう病院の整形外科は腰椎と股関節でそれぞれ別の先生に見てもらっているが、今日は腰椎。
少し良くなって薬(リリカ)を減らしてみたが、また痛みが強くなってきたので、元の量に戻すことに。
この薬、まだ新しい薬で少々高い。
午後、黄金町へ出ると、スタッフの努力によって、昨日の問題が解決していた。
よかった。
黄金町バザールの優秀なスタッフに感謝。