日: 2006年4月29日

今日、届いた本

執筆資料
“Six Degrees”
The Sience Of A Connected Age
Duncan J. Watts
W W Norton & Co
 地球上のあらゆる人があいだに6人を隔ててつながっているという、いわゆる「Small World 理論」の原典。
「ロングテールの法則」
菅谷義博
東洋経済新報社
 売れないもののたくさんの集まりが売れるものを凌駕する、というインターネット時代の考え方。 

「彼のオートバイ、彼女の島」

 大林宣彦監督。
 だめ、最後まで見ることができずに最初の20分みて消去。
 観念的でありながら、作り込みがあまりにも雑。
 たとえば、主人公が女性と出会うシーン。レンジファインダーのカメラなのに、ピントを合わせようともしないし、ファインダーに指がかかっている。もちろん明確にシャッターを押す、という瞬間も表現されていない。シャッターを押す、という行為を理解していない映像監督なんて信じられない。
 片岡義男の原作は、いわゆる片岡義男ワールドができているのだけど、この大林映画は、「太陽の季節」みたいな映画を1986年に撮ろうというただの時代錯誤。71年の「8月の濡れた砂」(藤田敏八監督)の方がずっといいです。
 僕は映画のこと、あまり知らないんだけど、大林宣彦って名前はよく聞くので、この人、有名なんでしょ? どうして? 83年の「時をかける少女」はそんなに悪くなかったと思うんだけど。